「いこーれわいわいサークル」とは、広島県府中市にある商業施設
「i-coreFUCHU(いこーれふちゅう)」を拠点にして活動する、
学生主体のイベント企画サークルです。
昔からあった府中天満屋という、いわゆるデパートみたいな商業施設の2階部分を改装して、商業施設と行政施設の複合型施設が誕生しました。
1階部分や、2階部分の一部はお店が立ち並び、商業施設と機能を持ちながらも、2階部分には子育ての手続きができるような「子育てステーションちゅちゅ」や、子ども達が雨の日でも元気に走り回れる芝生広場などを完備しています。
最近では芝生広場を利用して、コンサートを開いたり、お店が出店してマルシェを開いたり、多様な使い方をされるようになりました。
i-coreFUCHUの詳細は公式ホームページからご覧いただけます。
https://i-corefuchu.com/
大学生になってから、隣町の福山市や尾道市でまちづくりを目的としたイベント企画運営の活動を積極的に行うようになりました。
ところが、自分が生まれ育った故郷、広島県府中市には学生が主体となってイベントを運営するような学生サークルがないことに違和感を覚えました。
「府中がどんどん廃れていくのは、若い世代が活発に動けるプラットフォームがないからじゃないか...?」
「数は少なくても、府中に愛着を持って何かに取り組みたいと思っている学生はどこかにいるはず...。」
「学生の「やりたい!」を実現できるプラットフォームがあれば...。」
と、色んな考えが脳裏をよぎりました。
そうしているうちに、昔からあった府中天満屋という商業施設がリニューアルオープンするという話を耳にしました。
そこは、商業施設と行政施設の複合施設という、まちづくりに特化した施設で、学生サークルの拠点にするにはもってこいだと思いました。
その頃、広島県府中市出身で、世界を舞台に公演をされている太鼓ユニットの我龍さんが、i-coreFUCHUの工事現場の潜入取材動画をYouTubeアップされていたのが目に留まりました。
その動画内で「なにかやってみたいことがあったら気軽にコメントをください」と仰っていたので、迷わず「i-coreFUCHUを拠点にして学生サークルを立ち上げたい!」「イルミネーションもしてみたい!」とコメントしました。
するとすぐに前向きな返事を下さり、府中市役所のi-coreFUCHU推進課の職員さんと繋いで下さいました。
そこから話は順調に進み、「いこーれわいわいサークル」を設立したというわけです。
初めのうちは、友人や知人の大学生や高校生に声をかけてメンバーを募っていました。
ところが、色々とイベントの実績を重ねていくうちに、いこーれわいわサークルの運営を通して、新しい繋がりをつくることもできるようになりました。
府中市在住の女子大学生は取り組みの記事を見て来てくれ、
府中市在住だった男子高校生はメンバー募集のチラシを見て来てくれ、
府中市の高校に通う女子高校生はイベント告知のチラシを見て来てくれ、
数は決して多くはりませんが、新しい繋がりをつくることができました。
また高校の写真部の後輩にも声をかけたところ、さらに下の学年で現在写真部の部長をしている後輩の紹介を受け、学年を超えて繋がりを持つことができるようになりました。
「まずはi-coreFUCHUがどんな場所か知ってもらって、魅力を感じてほしい」そんな思いで、i-coreFUCHU推進課の職員さんと、キックオフミーティングイベントを企画しました。
キックオフミーティングでは、i-coreFUCHUという施設の存在を知ってもらい、今後の活用方法を若い目線で考えることを苦的として開催しました。
有り難いことに定員近くの学生が参加してくれ、特に高校生からはユニークな意見をたくさんもらうことができました。
サークルとしての第1弾の取り組みとして、「イルミネーション工作ワークショップ」を開催しました。
内容としては、カラー瓶に電池式のイルミネーションライトを入れ、その瓶をステンドグラスシールやマスキングテープなどでデコレーションするというものです。
初めてのイベント開催でしたが、8組の親子連れが参加して下さり、楽しんでいただけたようでひと安心しました。
地元紙やメンバー募集のチラシを見て興味を持ち、活動に参加してくれるようになった学生が数名いましたが、きちんとメンバーで集まって顔合わせしたことすらなかったので、新規メンバー交流会を企画しました。
やはり若い世代同士で新しい繋がりをつくるというのは新鮮なようで、楽しめるイベントになったようでよかったです。
i-coreFUCHUが主催するイベントの運営に協力してほしいとの依頼があり、サークルメンバーを集めて、2つのイベントの運営のお手伝いをしました。
サークルを立ち上げて1年以上が経った頃、他のサークルの募集活動で知り合った福山大学の新入生や後輩が何人かいたため、学生同士が交流できるようなイベントをしたいと思い立ち、新入生交流会イベントを開始しました。
内容としては、参加者同士でクイズを行ったり、簡単なカードゲームようなものを行ったりと、高校生が面白い企画を考えてくれていたので、とても楽しイベントになりました。
ただ、サークルのメンバーは府中市の高校に通っていたとしても福山市民の学生が多く、2023年1月現在で。府中市在住の大学生は僕を入れて2人しかいない状況です。
もちろん、「府中市民じゃなきゃダメ」ということは一切なく、
福山や他の都市から協力してくれる学生がいることは大いに嬉しいことです。
ただ、府中市在住の大学生が手を挙げて先導するようなサークルにしないと、府中市の活性化はいつになっても見込めないと感じています。
きっと、まちづくりのに関心のある学生は県外に出て、名門の大学に通っているんだと思います。
世間一般論として、主体性があって行動力のある学生が減っているのが一番の悩みどころで、少しでもまちづくりに興味のある学生とどうやって知り合っていくかが今後の課題です。
大学生のメンバーは、学年が上がるにつれて忙しくなり、
高校生だったメンバーは専門学校や大学に進学したり就職したりして、
いつの間にか世代交代の時期を迎えています。
単なる僕の自己満足の活動ではなく、今後、広島県府中市の活性化に寄与するような継続的な活動にしていくために、新たなるメンバーの募集に力を入れていきます!